サウナってどんな効果があるの?
「ととのった〜」って感じるため?
サウナに入って血行をよくすることで得られる効果はたくさんあります。
また、水風呂に入るなどを繰り返すと、温冷交代浴になって、自律神経を整えることでの効果も期待できます。
「ととのった〜」は、自律神経が正常に働いた瞬間に得られる快感です。快感は一度経験すると何度でも味わいたくなります。
しかし、得られる効果は、それだけではありません。
サウナに入るのは何のため?【サウナの効果(メリット)】
あなたは体調で悩んでいることはありますか?
その悩み、サウナで改善するかもしれないと考えたことはありますか。
私の場合、サウナに期待した効果は「暑熱順化(しょねつじゅんか)」です。
夏の暑さに苦手で、気温が高くなると短い時間のウォーキングでも熱中症のような症状がでたり、家の中にいても体調を崩しがちでした。サウナに入って、夏に調子を崩すことはなくなり、気温が上がったウルトラマラソンでも完走できるようになりました。生まれつきの体質だと諦めていましたが、体質は変わるんだと実感しました。
あなたがサウナに期待する効果はなんですか?
その悩み、血流が良くなることで改善しませんか?
自律神経が整ったら解消しませんか?
ストレスが解消できたら楽になりませんか?
免疫力が高まったらどうですか?
「サウナになんのために入るのか」
それは、不調に感じていることを快調にするため、調子が良い状態を維持するためです。
サウナの効果(メリット)【サウナに入るのは何のため?サウナは整うため?】
サウナに入ると、深部体温が上がって血流が良くなり汗をかきます。
水風呂や外気浴など温冷交代浴で自律神経を整えます。
HSP(ヒートショックプロテイン)が増加すると免疫力が上がります。
心身の疲労が回復する
血流が良くなると、疲労物質を排出しやすくなるため、疲労回復に効果があります。
サウナは、体だけではなく、脳の疲労も取れてスッキリしてます。
睡眠の質も上がるので、体と脳の疲れがしっかり取れます。
慢性になっているコリのよる痛みの軽減
血流が悪いことによって起こる痛みは、体温が上がり血流がよくなることで軽減します。
慢性の肩こりや腰痛の痛みをやわらげ、頑固に固まった関節や筋肉を徐々にほぐしていきます。
美肌効果
体温が上がり血流が良くなると汗をかき、毛穴に詰まった汚れや余分な皮脂を体の外に押し上げてくれます。また、血流が良くなると内臓の働きもよくなって、消化をスムーズにして排便を正常にします。
これらの排泄する機能が正常化して、酸素や栄養を体の末端まで運んでくれて新陳代謝を良くなるので新陳代謝がよくなります。代謝がアップするということは、アンチエイジングになります。
特に、低温のミストサウナやスチームサウナだと、肌や髪の毛がぷっくりと潤い、良い睡眠が得られて、美肌効果に繋がっています。
暑熱順化(しょねつじゅんか)
毎年、夏バテをするような暑さに弱い人は、サウナに入ると気温が高くなる夏の暑さにも体が慣れて順応しやすくなり、夏バテにならなくなり、熱中症になりにくい体質に改善されます。
この効果は、私が悩んでいた暑くなると体がついていかない悩みを解消してくれました。
夏バテする人、夏の暑さに弱い人は、暑くなってバテる前のサウナはおすすめです。
睡眠の質の向上
サウナは体や脳の疲れをとって余分な力みをとってくれますので、よく眠れます。
低温のサウナに入って、汗がひいてからすぐに眠りにつくと眠りにつきやすいので、寝つきが悪い人は試してみてください。
寝ている間に、体は疲れを取り
HSP(ヒートショックプロテイン)が増えて免疫力が高まる
細胞がストレスを受けたときや傷ついたときに、本来の状態に修復してくれる働きをするタンパク質であるHSP(ヒートショックプロテイン)が増えます。
ストレスや紫外線などの外的要因で傷ついてしまっても、HSPが修復して正常な細胞にしてくれますので免疫力が高い状態だと言えます。
※ HSPについてのはこちらの一般社団法人HSPプロジェクト研究所のサイトを参照にしています。
脳がスッキリ冴える
サウナに入ると脳の疲労が取れます。
そして、血行が良くなってリフレッシュするので、サウナの後は脳が冴えて発想力が高まります。
高揚感(整った状態)
体が深いリラックスモードで余計な力が抜けていて、頭は活発な状態が「整う」という高揚感を感じる状態です。
整うためのサウナの入り方に興味がある方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
サウナのデメリットは?【ヒートショックのおそれがある・脱水症状の危険・禿げる?】
ヒートショックのおそれがある
気温差が大きいと血圧が高低が激しくなって、心臓や血管に負担をかけて体調不良を起こすことをヒートショックと言います。血管が耐えられずに出血してしまうと脳梗塞になったり心筋梗塞につながったりします。
もともと基礎疾患がある人は、主治医にサウナに入って耐えられるか相談してからにしてください。
これはサウナが危険だからやめようというのではなく、ジョギングなど運動をはじめる時と同じです。今まで運動をしていない人がいきなり全力でダッシュすると心臓に負担をかけるので、負荷の少ないゆっくりスピードで短い距離から始めましょうという注意と同じ話をしています。
はじめにいきなり高温のサウナ室に入るのではなく湯船で体を温めて入ったり、水風呂も冷たい水に飛び込んだりするのではなく手先足先など心臓から遠いところから水をかけて冷たさに慣らしたりすると、心臓への負担を軽減することができます。
冬場の寒いお風呂と熱いお湯の温度差で自宅の風呂での死亡事故の危険性は高齢者に多いですが、立ちくらみやめまいで倒れたりすることは若い人でも起こります。
冷えている体のまま高温のサウナ室に入ったり、高温のサウナから冷たい水風呂に入ることも同じ状況をつくることになります。
水風呂に入っている途中や水風呂から出て歩き出した途端に立ちくらみで目の前が真っ白になる経験をしている人は、その負荷に体が耐えられていないヒートショックか脱水症状のサインです。
サウナや水風呂に入る時間や水分補給など、負荷を軽くするように考えましょう。
脱水症状の危険がある
汗が大量に出ると脱水症状の危険性があります。
だるい、イライラする、気持ち悪い、吐き気がする、頭痛がする、めまいがする、朦朧とする、くらくらするなど、不快に思う症状が出てきたら、すぐにサウナの使用を中止して水分やミネラルを補給して休みましょう。
脱水症状が進むと意識障害や血圧低下がおこり危険な状態になることがあります。
意識を失って水風呂で溺れたり、倒れた弾みで頭を打ったりする危険はヒートショックばかりではなく脱すの可能性もあります。
始終気持ちい状態でサウナを楽しみ、決めた時間が来るまで無理をして我慢したりしないようにします。
体に適度な負荷をかけることは、適切に行うと健康増進につながります。
運動もそうですが、無理をして我慢をして負荷をかけすぎると怪我をしたり体調を崩したりして不健康になります。
サウナも体に心地よい負荷をかける健康法です。
喉の渇きの自覚症状がなくても、サウナは汗をかくので、途中で水分やミネラルの補給をしながらサウナに入りましょう。
スポーツドリンクなどが良いですね。
サウナは禿げる?
サウナは禿げるということを聞いたことはありませんか?
サウナに入ると、血行を良くし、頭皮も他の肌と同じように、詰まった古い脂や汚れを汗と共に押し上げてくれます。
ストレスの解消や良質な睡眠も頭皮の健康に良いことです。
それなのにハゲると言われるのはどうしてなのか。
理由は2つあります。
温度と乾燥が髪の毛にダメージを与える(対処法=ヘアオイルやサウナハット、タオルで覆う)
ヘアオイルを塗りタオルで巻くとさらにいいですね。
乾いた熱風が直接髪の毛に当たらないようにして、髪の乾燥を防ぎます。
頭皮の毛穴から出てきた老廃物をそのままにしていると頭皮が汚れる(対処法=サウナを出てから頭皮を洗う)
サウナでしっかり汗をかいて、毛穴のつまりをなくして、浮き出た老廃物や汚れをサウナから出た後に洗い流して、清潔にします。
まとめーサウナの効果【メリット・デメリット】
サウナは、無理したり我慢したりせずに気持ちよくサウナに入ると、体に適度な負荷をかけて、体温を上げ血流を良くして汗をかきます。日常生活で少しづつ固まった体や心の硬い部分をほぐし、自律神経を整え、免疫力を上げてくれます。
得られる効果(メリット)は
- 心身の疲労が回復する
- 慢性になっているコリのよる痛みの軽減
- 美肌効果
- 暑熱順化(しょねつじゅんか)
- 睡眠の質の向上
- HSP(ヒートショックプロテイン)が増えて免疫力が高まる
- 脳がスッキリ冴える
- 高揚感(整った状態)
健康のための効果があるサウナ。
危険もあるのだということを理解しながら、これからも共に楽しみましょう。